チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループをご存知ですか?

今もこの話題について勉強中の身なので、こういうデリケートな話題を日記で書くことには迷いもあったのですが、問題提起として。
なにか事実誤認等ありましたらやさしくご教示いただけると幸いです。


厚生労働省が行っている、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ、というものをご存知ですか?
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/s0526-9.html
今は、看護業務の実態調査を進めているようです。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/s0614-6.html

で、アンケート案があがったのですが、ちょっとデリケートな内容に。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0614-6d.pdf
今はおおむね医師がしていると思われる業務の一部について、実際の現場ではどう運用されているのか、医師の指示のもとどう運用すべきと考えているのか、という調査のようですね。

それぞれの職種でそれぞれいろんな意見があることと思いますが、リハビリ職としては一番最後「9その他」の欄が気になります。
リハビリテーション(嚥下、呼吸、運動機能アップ等)の必要性の判断、依頼
理学療法士・健康運動指導士への運動指導依頼
・整形外科領域の補助具の決定、注文
これらの項目について、現状は誰が行っているのか、今後は医師が行うか、看護師が行うか、特定の教育を受けた看護師が行うか、という設問に、リハビリ職として違和感を感じます。

アンケートの意図については、http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000dqrw-att/2r9852000000dr67.pdfの 3ページ目あたりを読んでいただけるといいかと思います。

個人的には、リハビリの必要性の有無は患者の治療方針を立てる責任者であるところの医師が最終的な判断をするのが妥当と考えます。
どうしても医師が行えないというのであれば、チーム医療という前提であれば、専門職であるところのセラピストが自分の専門分野について判断するのが妥当と考えます。
なので、専門職よりも先に看護師が行うとかいう話題が出ることに違和感を感じます。
もちろん、どちらにせよその判断の過程において、看護師を含め他職種に相談や意見を仰ぐことも必要かと思います。

PTOTSTの協会からは要望書が出されてますね。
http://www.jaot.or.jp/about/pdf/teamiryo-yobo-100628.pdf

みなさんはどう思われますか?