今日の日記

ヒヤシンス

今日は机を買ってきました。
幅120cm奥行き60cmで、ちょっとした書棚がついて5000円だからいいほうだと思う。中古だけど。
3000円でイスも買ってきた。
あとは自転車がいるなあ。

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ヒヤシンス。

読書

石原豪人石原豪人 (らんぷの本) 46冊目

戦後の挿絵界の巨人、石原豪人*1の作品と生涯を振り返る本。
名前は知らなくても、昭和生まれなら絶対にその絵を見てるはずです。
有名な彼の仕事というと、少年漫画誌の図解シリーズや、江戸川乱歩作品の挿絵。
妙に色っぽくて肉肉しい少年や怪人や美女の絵を見たら、たぶん彼の作品です。
彼は98年に没するまで生涯現役で仕事を選ばず多数の作品を残し、その死後も作品が使われるなど、日本の商業画家として小松崎茂と並んで評価されるべき人物ではないでしょうか。
こちらにファンサイトがあります*2。もうね、絵、うますぎ。
小松崎茂こちら
石原は大正12年生まれ。映画の看板作成、紙芝居画家などを経て、昭和29年挿絵画家としてデビュー。
最初から商業画家を目指していたようです。
従軍の後、働きながら高校を卒業、日大に入ります。*3
24歳になって上京して高校に通うとか、大学入る*4とか、しかもそれは絵の仕事で自分の生活と学費をまかないながらというところから、彼が努力の人だということがわかります。
彼の絵を端的に言えば、圧倒的な迫力。そこにはエネルギーがほとばしり、非常に強い存在感を放ちます。*5
怪人画など、存在しないものを描いてなお成功したのは、その有無を言わせない存在感にあるのでしょうなあ。
関係ないけど、本の中で出典不明としてあった「夢魔が棲む」ですが、私の記憶が確かならば、SMマガジンかS&Mスナイパーに80年代後半ごろに連載されていた小説の挿絵かと。

*1:林月光という名前も使っていた。

*2:イメージ検索するといっぱい出てくる。

*3:後に、従軍中にわずらった肺結核の治療費のため中退。

*4:現役で合格してる。

*5:プラッシー対猪木の絵はどう見てもやってるようにしか見えないってのには禿同。