今日の日記

二十日大根

昨日の花壇作りをがんばりすぎた模様。
熱っぽいだけでなく頭が痛い。気分悪い。
献血してからまもなく(先週の木曜日にしてきた)こういうことしたのがいかんかったかなあ。
ベッドに入ったはいいけど寝付けなくてこの時間に更新という体たらく。

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二十日大根。
トゲ付きのシートで、大きくなれずにはまり込んでるところ。

読書

飢餓の世紀飢餓の世紀―食糧不足と人口爆発が世界を襲う 27冊目

結論としては、2030年位には食糧危機が来るよ、という本。
食料というと、主に穀物、魚肉、畜肉だと思います。
そのうち、魚肉は、これ以上の漁獲高は見込めない*1
畜肉は、穀物を直接食べるより効率が悪い。*2
穀物は、新しく耕作可能な土地も水資源も見込めないし、革新的な農業技術を期待するのは楽観的過ぎるってものだし。つまり現状維持か微増でも楽観的という。
でも人口は毎年約一億人増える。
アラル海の現状とか見ると*3、この本の主張もあながち悲観過ぎるとも言いがたく。
具体的には、教育水準を上げて、継続可能な農地開発を行いつつ、水資源のコントロールもしつつ、産児制限もして、なんとか地球の定員以内に収めるようにするしかないってのが、この本の主張。
数字的に平均を取ると、2030年には、世界の穀物消費が一人当たりインド並み(アメリカの1/4)になるという展開には背筋が凍る。
この本の主張を丸まる鵜呑みにする必要はないと思うけど、日本は金があるから、食糧危機になっても買えば困らないって思ってる人は池沼。
腹が減って死にそうなのに、食べ物と金を交換する阿呆がどこにいるというのか。
解説にもあるけどイギリスは19世紀半ば、同じようなこと考えて小麦の自給率12%まで下げてえらい目にあったんだけど、日本が今同じ道を歩いてるように見えてならない。
世界の平和などに関心がもてなくても、20年後に今の1/4のオマンマしか食べられないということは、もっと真摯に考えるべき。
国粋的な主張と結び付けられたら困るけど。

*1:現在でも、維持可能な量ギリギリだそうで。個人的にはだからこそクジラを食うことに文句言うなと思うのですが。

*2:飼料として穀物を食べさせるため、結果的に同じだけ食べても穀物消費がかさむ。

*3:こちらをどうぞ。