今日の日記

twooclock2007-01-31

今日は洗濯しないとな。*1


そういえば、献血10回目の記念品もらってないなあ。

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で、これがえんどう豆植えたところ。
猫が入り込まないように、親の敵かといわんばかりに支柱が立ってます。

読書

戦争の日本近現代史戦争の日本近現代史 (講談社現代新書) 14冊目

これは面白い。
日本が第二次大戦を振り返れば、軍部と政府が国民をだまし、悲惨な戦争に国民を巻き込みました、という歴史観が必ず出てくる。
それはそれでスッキリしてるけど、そういう解釈でいいのか?すくいきれないものがあるのではないか?と常々思っていた。
なぜなら、みんながみんなだまされたというのはむしろ国民を馬鹿にした話だし。
戦争が総力戦となり、勝っても被害は非常に大きく結局儲からない、ということは第一次大戦を見ればわかることで、どの指導者もそのことがわかってなかったというのは、ちょっと信じがたい。*2
その回答がこの本で得られたとは思わないけど、少なくとも道筋は見つかった気がする。
内容は征韓論から太平洋戦争までを10年区切りで戦争を軸に分析した本なんだけど、ネット右翼にもプロ市民にも読んでほしいです。
死にたい人間はほとんどいないです。
それを戦争という行為に駆り立てるには、それを受容するような価値観の変換が、どこかにあるわけで、そういう問いをもって分析する、というのがこんなに新鮮だとは思わなかった。
英雄行為と賛美するのも、忌むべき行為とくさいものに蓋をするのも、実像を見ようとしない点でコインの裏表だと僕は思います。

集中講義!日本の現代思想集中講義! 日本の現代思想 ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス) 15冊目

新刊で置いてあったのでなんとなく読んだ。
海外ではまさに自分がいる社会への分析、処方箋として思想が発展してきたわけだけど、それのおいしいとこどりをしてきた日本思想の変遷とは?という内容。
マルクスの影響力は異常、というのが僕の感想。

*1:乾かなかったことは否めない。

*2:つまり、儲からない行為だとわかっているなら、なぜ「だました」のか?という問いが成り立つわけで。