今日の日記

猫

すっかり言うのを忘れてましたが、11/21は、インターネットの原型が産声を上げた日。

書生生活

金魚がまた一匹死んでしまった。
母親に、水換えのやり方を教えようと思って、都合のつく日を待ってたら、ちょっと無理だったみたい。
残るはキャリコが一匹になってしまった。
悲しい。

画像

散歩の途中で、パンダ模様の猫を見つけた。
川岸の護岸工事のブロックのくぼみがすわり心地いいのはわかるが、その後どう帰るんだろう。

読書

帝都東京・隠された地下網の秘密帝都東京・隠された地下網の秘密

「大阪の梅田の地下街はダンジョンになっていて、毎年数名の遭難者が出る」
という冗談が一面の真理を突いてると思うのは、地下が迷いやすいからである。
なぜ迷いやすいかといえば、それは目印が地上に比べて少ないからだ。
地下街から地上に出ると、思っていた場所ではなくて焦ることは誰しもあると思う。
そして、地下から地上のことがわからないように、地上からも地下のことはわからない。


この本は、二枚の地図の地下鉄に関する表記が違うという疑問から始まる。
地上の建物ではもちろんそんなことは許されないわけで。
それはどういうことなのかという検証を通じて、著者は、それは戦前・戦後の政府が地下開発を通じて国民に秘密を抱えているからだ、という仮説に至る。
その仮説は、以下のようなものになる。
まず、戦前、国防上の必要性により、政府により地下開発は秘密裏に進められた。
それは占領時期を経て戦後の政府に引き継がれたが、そのまま秘密とされた。
残ったトンネルは、例えば大江戸線のような新しく引いた路線であるとして一般に供されたり、政府専用路線であるとか、地下施設であるとか、何らかの形でそのままとされたりしている、という内容である。
もちろんそんなこと公式には否定されているわけで、これは仮説に過ぎないが、公開できる範囲での資料の検討でそこに至る過程には、それを納得させるだけの力がある*1
これが事実としたら、大きな問題が二つある。
まず一つは、政府が国民に秘密を持っているということ。
地下に何があるかは、その上に住んでいる人には大事な問題だろう。安全上、明かされるべき情報もたくさんあるはずである。
次に、既存の路線を、新設であるとして開発したならば、その路線を新設するといって計上した予算はいったいどこに消えたのか、ということである。
戦前の開発が秘密裏に行われたということは、そのための予算がどこから引っ張られてきたか、ということも問題だが、これは現在進行形の話である。
開発は営団が行ってるはずだから、消えてるのは都の予算ということになるのだろうか。
トンネルは、一度掘ってしまうと、埋め戻してももとの土地にはならないそうだ。
だからトンネルは、使わなくてもそのままになるのが普通で、つまりそれは、もし戦前の政府が掘ったトンネルがまだまだあるとするならば、地下にはそれが残っているということだ。
ついでに言うならコンクリートの寿命は、7-80年だそうで、ちょうど今頃がその時期に来ている、ということでもある。
秘密に掘られた以上おおっぴらに修理できないのならば、それを新しく掘ったことにして手を入れるということも、仮説としてならうなずける。
もちろんそれがあったことだとしたら、東京に限ったことではないだろう。
もしかしたら、最近やってる地下工事は、そういうことなのかもしれない、と思わせる本だった。
続編があるようなので、もう少し読んでみようと思う。

この方法で生きのびろ!この方法で生きのびろ!―職場サバイバル篇

今度は「職場サバイバル編」。
悪夢のような上司から逃れる方法とか、あまりにみもふたもないテキストが満載。
僕みたいな「ちょっと変な」ものが好きな人には楽しめると思う。
お勤めの方への気分転換にもいいと思うけど、なんでもまじめに受け取ってしまう人にはちょっと向かないかも。
だって、会議を抜け出す方法の中に、テーブルの下をくぐるハウツーが書いてあるんだもん(笑)。
一番笑ったのは、巻末付録の「会議を楽しくするビンゴ」。
キラーコンテンツ」「Win-Win」「シナジー効果」「パラダイムシフト」とか、会議にありがちな言葉が書いてある5×5のマスが3種類ある。
2-3人でそれを持ち、その言葉が会議で出るたびに埋めていって、そろったら「ビンゴ!」と叫んだらクビになるので決めていたサインで勝利を告げるという、なんとも非生産的なゲーム。
これ、どっかの実況板でやったらどうですかね。
太木数男がでる占い番組で「死ぬわよ」「地獄」とかのマスとか、大坪さんがでる競馬番組で「オトコンマ」「なかなかどうして」のマスとか、そんな感じで。
学生さんは、授業中とかにどう?
どの先生も授業中に頻発するセリフってあるでしょ?数学の先生の「すなわち」とか。
僕の母校には「いやか?」「お前らナンボのもんじゃいう目で見られます」とかそんな先生が。

*1:ただ、東京の地理に詳しくないと、何を言ってるのかわからないこともあると思う。できれば、東京の中心街の地図を見ながら読むことを勧める。