『ひぐらしのなく頃に』

「仲間を救う」「みんなを助ける」 「両方」やらなくっちゃあいけないのが「主人公」のつらいところだな。
覚悟はいいか?オレはできてる。


罪滅ぼし編終了。
所用で会ったY君とも話しましたが、難易度ゼロは伊達ではないですな。
以下は僕の感想。ネタばれを含みます。
ちなみに僕は、謎解きには興味が薄いです。*1
ほめるのが下手なので、ボロカスにけなしてるように見えるかもしれませんが、僕はちゃんと楽しんでます。
ストーリーはまたもや惨劇。人が死んだり殺されたり。
人は欲より不幸に動かされてるほうが納得しやすいのかもしれない、などと考えたりもする。
前半部分、レナの殺人まで読んで、今回はレナと礼奈の使い分けに迫る内容、ととりあえずにらみました。
レナの告白が終わった時点で、圭一はいやなやつだとまたもや確信します。
毎回思うんですが。こんな演説されたら正直引くわ。
彼の悪いところは、自身がないのに自信があること*2
他人の意見にすぐ影響される割に、自信満々なのが嫌なんです。
考えが足りない割りに弁が立つから、えてして間違った問題解決のスキームを導き実行してしまう。
しかも自信満々だから、致命的な破綻をするまで自分の間違いに気づかない。
僕は彼を「何か勘ちguy」に認定します(笑)。
小才の利く中学生なんかこんなもんかもしれんけどね。
しかし、こういうシーン、スティーブン・キングの作品にありそうですね。
友達と死体を隠しに行く子供って、キングの好きそうな題材じゃないですか?
で、その後寄生虫トークが炸裂するわけですが、僕は悲しくなりました。
ウチは、レナはもっと賢い子やと思うてたのに……よよよ。
圭一は相変わらず痛い子やし。
説明がつくから真実と思うような子なら、当時ならノストラダムスにどっぷりはまるんじゃないですかね。まあ、余計なお世話ですけど。
その後、第一回の謎解きめいた内容がやたら出てきます。
それを圭一がどうやって知ったかはわからないので、それが真相であると断定はできませんが。
梨花モドキ?があのレナこのレナといった、平行世界をにおわせる内容を口にしますが、これと圭一の脳内体験をどう重ね合わせたらいいのか……。
ま、こういうことも含めて、罪滅ぼし編、ということなんでしょうが。
ところで中学生(圭一たちはそれくらいだよね?)くらいだと、
「隠し事はよくない」「仲間は隠し事をしない」などというシンプルな世界で生きていても仕方ないのかなあ。
言うべき人に言うべきことを言えばそれでいいのにね。
そういうことは本編でも語られますが、それは「何でも相談しろ」というテーマと矛盾しないのか(笑)。*3
その直後、たまたま「墓場まで持っていく話を書き込むスレ」の過去スレを読んでたら、21にもなって「隠し事してると嘘ついてるようで嫌で」とおじいちゃんの遺骨を食べた話を打ち明けようとする人がいて欝。
圭一の告白と同様に、そんなん言われてどないせえと(笑)。
あと、オチですが、人二人殺しといてその扱いが軽いと思いました。
エンディングロールのローマ字、誰か解析してないですかね……。
ありました。


しかし、人間関係とは、もっと賢いものではないのか(笑)?
あと、文章下手だと思う。ゲーム的な文章だとは思うけど。
叫ぶときに「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と書いたりするのを、ノベルゲーム文体と今名づけたので、海原さんあたりが定義してくれると、僕満足(笑)。


結局、「パラノイアでした」ってことでいいのかしら?
これだけ引っ張ったオチにしては肩透かしをくった気分ですが、まあ、いいんじゃないですかね。
とりあえず、ストーリーに関する感想はこんな感じ。
内容に関することはまた今度。

*1:これは、各編の関係が不明瞭なためです。もちろん、自分なりに考えたりはしてますが。

*2:僕うまいこと言った(笑)?

*3:もちろんしない。