トルネコは、なんとなく止まっている

ファンタシースターも青春を買い戻すために買った。
僕が持っていたセガのゲーム機は、SCなんとかという、マークⅢの1世代前のゲーム機だった。
当時はファミコンが主流だった。
その中で親にゲーム機をねだったら、なぜかセガの機体を買われてしまった。
セガ派は少数派だっただけに結束と選民意識は高く「俺たちはヒゲ(マリオのこと)には興味ないんだ」など(これは後にFFを前に繰り返されるが)と自虐的なセリフを繰り返していた。
様々な理由があるだろうが、セガのゲーム機はシェアを狭めていった。
そこで起死回生の策の1つとして打ち出されたのが新機体への世代交代。
その名はセガマークⅢ。
そしてそのキラーソフトの1つとして発売されたのがこれだった。
当時は3Dというだけでご飯3杯食べられるほど興奮したものである。
話としては、宇宙を舞台としたSFという設定、惑星を行き来する舞台のスケール感には見るべきモノがある。
権力者に会うためにケーキをダンジョンの奥に取りに行くなど、理解不能なお使いは減点対象。
まあ、当時としては傑作としていいと思うが。
当時の内容のほぼ忠実な移植だけに、演出の貧弱さ、ストーリーやインターフェースの不親切さに飽きてしまった。
なんというか、初恋の人に会ってしまったような感覚である。
いや、そんな経験ないんだけど。