やや古いネタなんだけど、女子高生とドラッカーがもし受けたのだとすれば、それはなぜなのか考えてみた。


ひとつには、おっさんは女子高生もドラッカーも好きだからじゃないだろうか。
つまり、題材としておっさんの好きなものがそろってると言うことである。
しかも、ドラッカーを理解するためと言う言い分けを本の方から用意してくれている。
堂々と読めるわけである。
おっさんにだけ売れたのであればその説明だけでもいいのかな、と思う。

もっと普遍的な理由を考えれば、取り合わせのギャップと言うことになろうか。
女子高生とドラッカーは、普通に考えれば出会うことはない組み合わせである。
しかも、どっちもなんとなく知ってるけど、正確には知らないものである。
さらに言うなら、知っておいた方がいいような気がするし、知らないと恥ずかしいような気がしなくもない。

そこまで考えたところで、二匹目のドジョウを狙うならどういうものがいいか考えてみた。
これhttp://deeps-movie.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26(成人向け作品です)はさておき、まずは意外な組み合わせでなければいけない。
かつその要素は、名前程度にはみんな知ってて、詳しくは知らないもの同士がいい。
もちろん、誰もが多少は興味を持てるもの、知りたがってるものである方が望ましい。

いろいろ考えたんですけど、個人的にありかなと思ったものは、漫画の主人公と教養書的な本の組み合わせ。
頭悪そうなキャラがいい。
ルフィとかゴクウとか、ひねったところではラオウとかに、マックス・ウェーバーでもヴィトゲンシュタインでもアインシュタインでもいいや。
そのあたりの知ってたらかっこよさげな本を読ませるストーリー。
それらの本に影響されたら、コミックスでの行動がどう影響されたかを描くだけでストーリーはできる。
漫画化も容易なので、手にとってもらう敷居は低い気がする。
今は政治が問題になりつつあるので、政治関係が受けやすいかなと思うけど、いい本を知らないのう。
と、考えたところで、狙いがほとんど同じ漫画を思い出した。
http://www.amazon.co.jp/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E7%B9%94%E7%94%B0%E4%BF%A1%E9%95%B7-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%BF%97%E9%87%8E-%E9%9D%96%E5%8F%B2/dp/4592131614