今日の日記

手術ミス 患部を間違えて開頭
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/12/22/01.html

僕も学校入ってはじめて知ったんですが、CTなどの断層撮影の画像は、一般的にイメージされるのとは左右が逆になります。
http://www.kms.ac.jp/~radiol/Answer2.html
たとえばこれでも、矢印が書き込まれてるのは画像の左側ですが、病巣は右です。

どっからどう見てる、とか考えるとドツボにはまるので、僕はとにかく左右は逆、というふうに覚えてますが。
でもそれは約束事としてずっとあるわけで。
間違いやすいとは思うけど、それで間違えるってのはなにか別の原因がありそうな気もするけど。




なんで左右が入れ替わってるか、については僕なりの説明を書いておくので、暇な人はどうぞ。
間違ってたら教えてください。

なぜ左右が入れ替わってるかというと、下からあおった図だから。
たとえばみかんを輪切りにしてみてください。
それの上半分についての断面を見てることになります。

いやいやそれでも左右は入れ替わらないよ、と僕も思ってたんですが、無意識に認識の落とし穴にはまってたことに気づきました。

普通何かを輪切りにしたとき、下からあおって見るときには、無意識に左右を回転させてるんですよ。
たとえば、切られた物の上半分の向きをまったく変えないときは、そのままじゃ断面を見られないから、覗き込むことになりますが、そのときに首をひねって=左右を入れ替えてるんですね。
じゃあ自分の向きを変えないで見るとなると、切られた上半分の向きを変えないといけないんですが、そのときは普通左右に回転させてるんです。

本当かどうかは知りませんが、人間は左右については認識が揺らぎやすいと何かの本で読みました。
たとえば、鏡像は左右逆とよく言われますが本当は前後が逆です。
だけど、それを左右逆と思ってしまう。
左右上下前後、と三つ方向軸はあります。
認識の方向性として、どれを基準にそれを決めているかというと、この例では少なくとも上下や前後を基準として左右は決められてるということになります。
だから、CTでも自分が見る方向が入れ替わっているのがわかりにくい、ということではないかと。
まず人間の認識の問題として、断面は上から見るもの、という思い込みはあると思いますけど。