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で、これが花の中。芯の方が黒と黄色の花とあるみたいだけど、僕のは黒。

読書

ギリシア棺の謎ギリシア棺の謎 (創元推理文庫 104-8) 44冊目

こういう、古典とも言うべき作品について、僕が新たに言い足すことなんかない*1わけですが、あえての感想を書いてみます。
なんというかですね、僕にはクイーンは肌に合わないのかもしれない。
クイーンで評判が高いのは何かな、と思っていくつかのサイトをめぐってみたんですが、Yの悲劇、国名シリーズのオランダ、ギリシア、エジプトあたりのようですね。
クイーンの真骨頂は、意外な犯人と、それにいたる論理のようなんですが、どうも僕はそういうことに関心が薄いようで。
あんまり正統的な趣味ではないようなんですが、僕はフーダニットよりホワイダニットよりハウダニット、つまりトリックに興味を覚えるんだなあ、ということを再認識。
これは、ミステリ=密室というインプリンティングによるもので、ミステリの読書経験を積めばそのうち直っていくものだと思うんですが、今はまだまだですね。
あとは魅力を感じるのはプロットかなあ。そういう意味ではクリスティとか読んだほうがいいのかもしれない*2
この作品も、最初の事件から、第二の事件に至る展開や、クイーンがチョンボしまくったりなどは面白かったんですが。
なんというか、僕にはまだまだ早かった、というのが感想。
面白いので、読んで損のない一冊です。犯人は予想外だしね。


占星術殺人事件(文章が読みづらいので書き直してほしいのですが)に受けた衝撃を思い出したので、ここは一つ島田荘司を読むべきではないかと思いつきました。
ちょっと検索してみたら異邦の騎士の評判がいいようなんですが、ここはあえて避けておきます。楽しみは後に取っておくほうです。僕は。
とりあえずは御手洗潔シリーズの短編を読んでみます。
関係ないけど、ミステリを借りようとすると、特定の分館に所蔵されてることが多くてワロス
これは、その付近に住んでる人か、そこの司書さんがミステリ好きなんだろうなあ。<追記>
御手洗潔のダンス借りてきた。挨拶は貸し出し中だった。

*1:ところでギリシア棺ってなに?あとヘギンボサム卿って誰?ついでに言うと、作中で話題になった絵に関して、こんな記事を見つけた。アンギアリの戦いの絵はこれ、でいいのかな?

*2:そして誰もいなくなったは、本当に面白かった。