今日の日記

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チューリップ。葉の中に溜まってる水が宝石みたいできれい。

読書

うっひょー。スティーブン・キングスケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)がやっときたぜー!

東京ゴミ袋東京ゴミ袋 (ちくま文庫) 42冊目

僕が読んだのは単行本のほうなんですが、今手に入るのは文庫のほうみたいなので画像はそちら。
内容は、バブル経済の絶頂期の東京近郊のゴミをあさって、そこからドラマをつむぎだすフィールドワーク。
毎回、何かしらのテーマを設定して*1、そこから出てきたゴミを収集して、内容物を分類、そしてなぜそれらが捨てられるにいたったか、を考えるというもの。
女性の下着まで出てくる内容は、もはや今では実行不可能ですなあ。
時代性を把握してないといまいち理解不能な部分も(千昌夫とか)ありますが、むしろそれが魅力でしょう。
ゴミをめぐる社会情勢は、あれから大きく変わりました。
エコロジーブームによるリサイクル運動、家電リサイクル法案など。情報に対するリテラシーも向上したので、プライベートなものや書類などが見つかることはもうないでしょう。
こういう内容は、経年的な経過を積み重ねればもっと輝きを増すと思います。(もちろん、のぞき趣味に堕さない配慮が必要ですが)
もしあれば、近年の類書とあわせて読みたい一冊でした。

*1:じゃぱゆきさんとか、ヤクザとか。