今日の日記

海市

テーマをいろいろ変えてきましたけど、若冲シリーズは次の一つでおしまい。

画像

後輩の作った文芸誌。半分くらい読みました。
上手か下手かで言えば下手*1なんだけど、下手にもいろいろあって、例えば
・言えばすぐ直る下手(誤字脱字、原稿用紙の使い方の間違いとか)
・伸びしろのある下手(読み手としてはここをもうちょっと書いてほしいということに気づいてないだけ)
ってのがあると思う。
他にどういうのがあると聞かれれば、例えば「それ以前の下手」ってのがあって、何を言ってるのかわからなかったりするのがそれにあたると思う。
で、今回読んだ分で言えば、さっきあげた二つの点で下手と評価させてもらうけども。
もちろん上手下手ってのはいい悪いとは別物。
そういう軸で言えば、今回読んだ分について言えばよかったと思う。
最後に、じゃあ、その下手をどう直せばいいかってことについて。
言えば即直るような部分については、まず原稿用紙の使い方についての勉強会でも開いてみたらいいんじゃないだろうか?
例えば、毎年一年生にそれを開かせるようにするわけ。レジュメ作らせて、司会やらせて。
基本的にはそういうことは下級生のほうが知らないわけなんだしさ。
そんなこと年に一回でも開けば十分なんだし。
勉強会って書くとしんどそうだけど、結局のところ、発表会だね。例えば小学校で班ごとに近所のお店を調べて発表とかしたけど、そんな感じで。
夏合宿あたりでやってみるとか。
小論文を書く機会がこれからあると思うけど、原稿用紙の使い方知らないと結構減点されるそうなので、知ってて損はないと思う。
毎年同じことやるとつまんないだろうから*2、それに続けて二年生は、もうちょっと高尚なテーマ、例えば編集について「書式は一致させるべきか」とかそういうのでやってみるとか。
そんな感じで。
あとは、これはワープロ時代の弊害だと思うんだけど、まずは誤変換が誤字を誘発してることに気をつけてください。
本来は、出す前に誰かに読んでもらったり、印刷前に編集者が見てチェックしたりするものなんだろうけど、時間的な都合でそれができないこともあるだろうから、書くときに気をつけるしかないわけで。
他に、自分が読みを間違えて覚えているために、別の漢字を出してしまって、それに気づかないとかわりとあるしね。
また、ワープロが文節の切り方を間違えたりとか、少し前に変換した候補をそのまま出すとか。
意外に誤字を招く*3原因はあるので、あまり安心しないほうがいいと思う。
ついでに言うなら、ワープロの機能による弊害として、例えばインデントを勝手に設定してしまったりとかもある。
これの修正は難しいよなー。
トラブルが起きたその場でやらないといけないけど、書いてるときはたいてい一人だもんな。
隣に先生はいないわけで。
勉強会するにしても、起きうるトラブルを想定し、それに対するトラブルシューティングを整理するとか、金も出ないのにやってられんだろうし。
こればっかりは、個々人の意識の高さに頼らざるをえないと思うけど、個人的には部費でワードの本くらい買ってもいいのではないかと思う。
簡単なやつと詳しいやつ。
直す気になったら読めるようにさ。
このあたりは、例えば吹奏楽部で言ったら楽器の操作方法みたいなことと思うので、最初にある程度やっておいたほうがいいと思う。
あと、伸びしろの部分だけど、書けば書くほど伸びると思うし、感想も聞けば聞くほどいいと思う。
ただ、あまりやると疲れちゃうけど。できる範囲で。
これは具体的にどうこうやれってものでもないしな。


けちばかりつけてすまないけど、個々に差があるのに全体的にほめるのは無理なんで*4、それはまた後で書く個々の感想まで待ってください。

*1:個々の評価ではなくて読んだ分の平均で言うと、なんだけど。

*2:原稿用紙の使い方なんてそうそう変わらないからね。

*3:今も、ずっと誤字と入力してるにもかかわらず、「ごじをまねく」だと「護持を招く」、「ごじ」だと「五時」と必ず出してる。

*4:全体に共通する欠点はあっても美点は普通ないと思う。