今日の日記

左を制するものは世界を制するとか言うけど、チク○*1テツヤを制しても世界は手に入らないよなあ。


今日は映画版SILENT HILL見てきた。
・よかったところ:世界観・雰囲気をよく表現していた。
SILENT HILLの演出はつまるところ、生理的不快感と不条理による、不安感がメインだと思うんだけど、それは期待通り。
あと、見通しのきかない情景とか、そういう小道具もよくできてたと思う。
・よくないところ:無意味なイベントがいくつかあった
原作を追うのか切り捨てるのか、はっきりしたほうがよかったと思う。リサはかなりとってつけた感が。
あと、シビルの扱いがひどい。あれはあのセリフを出すためには仕方ないのかもしれないけど……。
主人公を女性にしたことで、シェリルを探すモチベーションがより一般的になったとは思うけど、男性のままのほうがファナティックな感じがして僕は好きだな。
ゲームの映画化、という点では及第点だけど、映画としてどう作るか改めて考えてるのか*2疑問にはなった。


監督がこのゲームが大好きで、何度もプレイしているんだろうと言うことはよくわかる。
ゲームの要素を使えるだけ使おうとしてるしね。
このゲームも非常に映画指向というか、映画の文脈(それはお約束と言ってもいいような)を大事(あたかもキング原作のB級映画、という雰囲気)に作っているので、映画化、というのはいまさら?というほど自然な流れだと思う。
ただ、二時間と言う枠の中で語れることには限界がある。


ゲームではモンスターを銃で殺して排除する。
銃弾はなぜか道端に落ちてるわけだが*3、これは落ち着いて考えれば不自然。
映画ではその不自然さを主人公がその手法をとらない(つまり武器を持たない)ということで解決したが、同時にそれはモンスターを排除できないと言うことでもある。
したがって、主人公は基本的に逃げるしかできないし、最後まで積極的な物理攻撃はできない。
僕としては、不自然じゃない程度の武器を持って、▽とか相手に絶望するほうがいいと思うけどなあ。


上で指摘したようなことは、つまりゲームはルールを楽しむ、映画は映像を楽しむ、という違いに基づくものだと思う。
それをどう昇華して移植するかが映画化/ゲーム化ということだと思うんだけども。
最終的にいい作品に仕上がってればいいのであって、全部を取り込む必要はないと僕は思う。
SILENT HILLは、かなりうまく言ってるほうだと思うけど、十分に感じられなかったところが少しあるということです。


あと、ナースの登場シーンが武富士をリスペクトしているのはガチ。
おっぱいムービーなのもガチ。30超えてあのスタイルは、何食ったらなれるんですか?

  • 総論

SILENT HILLとしてみるか、一編のホラー映画としてみるか、で評価は違うと思う。
ゲームSILENT HILLに出てくる登場人物は、それぞれ意味があって出てきている。
それを映画化した際にそのまま使うことはできない*4から、設定が変わることは当然と思う。
しかしそうすると、SILENT HILLとしてみるとそこに違和感を感じる*5わけで、それを回避するためには説明が必要だと思う。
その不足を感じる、というのは否めない。
ホラー映画としてみるならば値段分の価値はあるでしょう。
見通しのきかない不安感を楽しむもよし、理不尽な世界観に浸るもよし、モンスターの造形と迫力を干渉するもよし、もちろんラダ・ミッチェルが揺らして走るのを楽しむ*6のもよし(笑)。

最近のはぜんぜん知りませんが。

ここから抜粋。
Bt'XのOPは、何度聞いても歌いだしがB'zのLOVE PHANTOMに聞こえふじこふじこ。
テツヤにあのとき足りなかったのはとりあえず声質。どうにかならなかったのかなあ。ちなみにアルバム持ってた(笑)。
はやくリメイク汁
「トッピー、かんにんや」の演技は神
見とけばよかった
リアルタイムで見た
ミチルのことは禁句

*1:notビ

*2:二時間の枠に、どう過不足なくストーリーを語るか、そのためのイベントの取捨選択とか。

*3:そしてその不自然さは、ゲームの文脈(いわゆるお約束)と、プレイヤーの共犯意識(お約束を守る意識)による暗黙の了解で無視されるわけだが。

*4:主に時間的制約で。場合によっては大人の事情で。

*5:そういうタイトルなんだから、そう見るなというのは酷だ。

*6:ジョデル・フェルランドのおへそはアウト。