それが、世界の選択か

はいはい、ラ・ヨダソウ・スティアーナ
新チャンピオン亀田選手の所属するジムの掲示板がえらいことになってるというスレが。
もしこれが本当であれば、中の人も大変だな、と思うんですけど。


個人的には、亀田選手のご尊父も「いやなら見なきゃいい」と言うのだから、そうしようと思ってるんですけどね。
僕はテレビをほとんど見ない(NHKのニュースくらい)し、ほとんどの番組はくだらないと思ってます。
でも、自分には理解できないけど、それを面白いと思ってみてる人がいるのだから、そういうものが作られること、放送されることは否定はしません。
亀田選手の試合も次にいつあるのか知りませんが、もし仮に大晦日ノンタイトル戦でもあって、今の騒ぎの熱が引かなければ、みなさん見てしまうでしょう。
それはテレビ局の思う壺だと思うんですけど。
手を煩わせることなく視聴率を上げることに成功したわけだから。


先の世界戦に反発を感じるのであれば、その根拠の正当性について議論することも大事だと思います。
ですが、こういうとき僕は筒井康隆のエッセイを思い出します。
彼は、どんな批評もいい批評だというのですね。例え的外れでも。
人間、騒がれてるものには興味がわくものです。
つまり、見てもらってナンボのものは、騒いでもらうことが大事なのであって、その騒ぎ方は問わないということでしょう。
それが正当かどうかは、結局見た人が決めることですし。
亀田選手の試合も、そういうものかな、と。