今日の日記

植木屋さんは明日来る見込み。今日はクロアチア戦も見ずに寝ます。

読書

競馬の牝系についてのエッセイを読んだ。
それで知ったんですが、日本にサラブレッドであろうという馬が最初に輸入されたのは、幕末のころなんだそうです。
ナポレオン三世からの贈り物の中に馬が数頭あり、それがたぶんそうであろうとのこと。
残念ながら血統書などは現存しておらず、したがって厳密なサラブレッドの定義からは外れるわけですが。
その中にいた二頭の牝馬は、老松、高砂と名づけられましたが幕末の混乱期、一時行方不明になります。
しかしその後、フランス領事館からの問い合わせがあり、必死になって明治新政府がサガスことに。
結局二頭は見つかり、高砂のほうは、吾妻、第二高砂と名づけられた牝駒によって、血統を残しました。老松のほうはすぐに途絶えてしまったようです。
もちろん当時のことですから、血統管理という概念もなく、初期の産駒は父もよくわからないものもいるようですが*1
この血統は、アラブ、サラブレッド、両方に続いたそうです。
アラブに続いた血統はどうなってるかわかりませんでしたが、残念ながらアラブ生産の現状からして、続いていたとしてもこの先まで明るいとは思えません。
サラブレッドに続いた牝系は、中央ではイナボレス*2、地方ではコーナンルビー*3を生んだそうです。
この血統、今でも残ってるんでしょうか。

*1:つまり、高砂自体はサラブレッドでも子供はそうとは限らない。

*2:無事これ名馬の走る労働者。重賞に51戦参加し4勝

*3:牡馬に混じって帝王賞を勝った名牝。