建設巨人イエオン
藤子・F・不二雄先生は偉大だなあと思う俺である。
そして「フジコフジオ」→「藤子不二雄」の変換ができないMS-IMEには猛省を求めたい。
何をやってるかというと、昔録った「伝説巨神イデオン」*1のビデオをDVDにバックアップしてるのです。
イデオンはいいぞ。
ガンダムを「ニュータイプ」という側面から評価する人はぜひ見るべき。
ガンダムが「ニュータイプによる人類の進化」だとするなら、イデオンは「進化に伴う淘汰」の物語だと言えると思う。
すごーくはしょったあらすじを書くと……
人類が惑星間航行できるような未来。ある植民星にてロボットが発掘される。
これはわずかに読める文字からイデオンと命名される。
これはイデと呼ばれる無限力*2を秘めていた。
というところから話はスタート。
- まず異星人バッフ・クラン人がその植民星を攻撃→そこにいた人類は、イデオンを頼りに防衛。
- 結局そこにいた人たちは地球に庇護を求めてイデオンを頼りに逃げ出す→人類は無限力がほしくなってイデオンを攻撃。
- イデオンは何度も攻撃を受けるうちに開放できる力が大きくなる→人類は怖くなって、もともと敵だったバッフ・クランと手を結んでイデオンを攻撃。
- 「俺たち、宇宙の果てに逃げますからもうほうっておいてください」byイデオン側の人たち→そんなん怖くてほうっとけるか!byそれ以外の人たち
- 全員死亡(?)。記憶で書いてるので間違ってたらごめん。
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テレビシリーズは打ち切りで、すごい終わり方をしてるので、映画*3で補完されてます*4。ストーリーを追うだけなら映画だけでいいと思う。
結局、イデオンは対立がテーマだと僕は思う。
バッフ・クランも人類も欲と恐怖に駆られてお互いを信用できない。*5
イデオン側も、恐怖で相手が信用できない。*6
それはよりよい生命を決定するための、イデによる淘汰であったことが最後にわかる。
もっとも、全員がその淘汰競争に負けちゃうわけですが。
進化とはいいことばかりでなく、それによる淘汰は古い生命の絶滅をもたらすんだなあ、とかいろいろ考えちゃうんです。
ね、イデオンはいいでしょ?