用語集

僕が昔所属していたサークルで、用語集を書いたことがある。
用誤、などとも書かれるような内容で、要は身内ネタなんだけども。
書こうと思っていたメモが出てきたのだが、もう書く機会はなさそうなのでここに。

マッチョサッカー

  1. WCCFにおける戦術の一つ。身体能力に優れた選手をメインで起用し1対1でボールを取り、ドリブル突破でボールを押し上げることが主なプレイになる。単純なため実行は容易だが、1対1に持ち込めない場合対応ができない。
  2. 転じてパスのつながらない、もしくはあきらめたサッカーのこと。
  3. 転じてキャッチボールをあきらめた会話のこと。

解説

WCCFとは、サッカーを実戦さながらにプレイできるのが売りのアーケードゲーム。自分が監督になって、選手のトレーディングカードを、実際のフィールドを模した筐体に配置してプレイする。
選手がトレーディングカードなのがミソで、これは基本的には、1プレイごとに1枚排出される。当然強い選手はなかなか出ない。1プレイは基本的に200-300円程度。
最初のバージョンでは選手は全部で300弱だったので、毎回違うカードを引いたとしてもコンプリートには6万円前後かかる。僕は最終的には15万くらいつっこんだんじゃないでしょうか。なにやってんだか。
実際のサッカーと一緒で、WCCFにもいくつかの戦術とそれに合わせたメンバー選択が大事。なかでも、初期に猛威を振るったのがこのマッチョサッカー。
何しろ単純で、要点さえつかめば誰にでもできるのがポイント。もちろん実効性も高かったわけだが。一時期は、まるでネクロの夏*1のようだと思った。
ただ、実現するには1対1で負けない選手を使わなければならない。当然そういう選手は強いから出にくい。なので、実現には非常にお金がかかる。
あと、実際プレイしている様子が、サイドに張って、クロスを上げたらシュートボタン連打するだけという非常に馬鹿っぽいこともあって、それに対する皮肉と、できない僻みを込めて。

キラブッフォン

  1. たくさんあるように見えて、実は1つしか選択肢がないこと。用例:(合コンにて)「結局あの子がキラブッフォン
  2. とても必要なのだが手に入らないもののこと。用例:「万が一、万が一、キラブッフォンが出たら、電話してくれ」

解説

これもWCCFネタ。
サッカーのゲームだけにキーパーも当然いる。全部で20枚くらいあるような気がするのだが、その中の一枚「ジャンルイジ・ブッフォン」のキラ*2がずば抜けて強いため、結局それにせざるを得ないのが現状。キーパーというポジションは、チームワークでフォローの利かない部分なので。
WCCFが、デッキや戦術というよりはカードパワーに頼る側面が大きいことが、このあたりに思いっきり出ている。当然僕も持ってます。三国志大戦(個人的には三国大戦の方が語呂がいいと思うのだが)やるのかなあ。

黄金連携

すばらしき友情のこと。水魚の交わりの次くらいに硬い。別名くさい仲。

解説

これもWCCFネタ。
このゲームでは選手同士の連携のよさを、白の実線の太さで表しているのだが、特定の選手同士の組み合わせだと、普段行き着く地点よりさらに上にいける。それが黄金連携なのだが、別にスカトロプレイとかはしない。単に連携の線が黄色くなるだけ。

虹色連携

すさまじくすばらしき友情のこと。刎頚の友の次くらいにいい。

解説

WCCFをやりすぎていた時期、周りのことをなんでもWCCFに結び付けていた。で、M君とS君とかの仲(多分M君受け)を、こんな風に表現していたような……。

ニックス

  1. 品種改良などで言われる、相性のいい血統の組み合わせのこと。
  2. 転じて相性のいい対人関係のこと。

解説

よく競馬で聞くんですよね、ニックス。
まあ、品種改良を目的として交配を行う世界ではどこでも言うようで、たとえばここは鳩のニックスについてですな。
もっとも、改良ったって、良化の程度とは人間がその品種を使う目的にどれだけ合っているかということなんですが。交配されるほうにとってはいい迷惑ではある。
そこから人間関係にニックスってあるよなあ、と考えたんですが、お互いに高めあう関係はなかなか難しい。たいてい一方的な、返しニックスがないのが現状。

E.H.フォン・エルリック

ファンファン大佐の兄として生まれたエターナルチャンピオン。錬金術を得意とし、ストームブリンガーという鉄の爪でいとこを殺した。

解説

E.H.エリック:フランス人のタレント。岡田真澄の兄。
フリッツ・フォン・エリック:往年のプロレスラー。必殺技はアイアンクロー。
エルリックその1:エルリックサーガの主人公。魔剣ストームブリンガーを片手に今日も人を斬るエターナルチャンピオン*3
エルリックその2:アルとエドがいる。鋼の錬金術師
↑つまりこれらを詰め込んだのですが、やりすぎましたな。

雀国志

マージャンで乱世を統一するゲーム。華佗コンボは泣ける。

解説

これ。
まあ、なんでもかんでもマージャンで決着させるのはマージャンゲームのオキテだから。キン肉マンがなんでもプロレスで解決していたようなもん。
武将の性格付けとか、パラメータ(武力・知力)はゲーム上意味がなかった。
オマケに、どれだけ国が大きくなろうと、こちらは1500点から始まるし。
しかも一度使った武将は二度と出てこないくせに、使う武将は有名な順に勝手に出てくるので、最初のしょっぱい戦いで関羽とか使っちゃうくせに終盤の大事な戦いでお前誰だ的な雑魚を使わざるをえないという……。
華佗コンボとは、一度点数がマイナスになったときに、華佗が回復してくれるというもの。回復はいいのだが、こちらは1500点どまり。相手は、さっきこっちから取った点数まで加算しているありさま。余計難しくなってるし。

*1:ネクロの夏とは、MTGというカードゲームで、1996年にみーんなおんなじデッキ使ってたことを指す、と思う。

*2:レアカードのこと。no種。

*3:マイケル・ムアコックが創作したファンタジー小説シリーズの主人公みたいなもの